ツグミ、秋冬のファッションリーダー

ツグミ 画像

挙動不審な動きがたまらない

ツグミはピョコピョコ歩く→ピタッと止まる→胸をツンと反らす、を一匹で繰り返します。その挙動不審な動きが可愛らしく見飽きないのです。

ツグミの特徴

複雑な色彩

その色彩の美しさはトップ5に入ると思います。よく似た大きさの鳥にシロハラがいますが、その色合いの美しさはツグミには叶いません。茶色、焦茶色、褐色、白と暖色系のいろいろな色が混ざった複雑な色彩で、まさに野鳥界の秋冬ファッションリーダーといったところでしょうか。

冬鳥

ツグミは冬鳥でシベリアやカムチャツカ半島からはるばる飛んで渡ってきます。秋に渡来したときは山地や北方の林で過ごしますが、次第に分散して低地に降りてきます。個人的には公園の落ち葉の上でよく見かけます。

飛び方も独特

直線的な飛び方です。長距離を飛ぶときは、翼を数回羽ばたいて体につけ、また羽ばたいて体につけるという感じで飛びます。

単独行動で注意深い

秋冬に公園で落ち葉がガサガサッと音をたてるとツグミがいることがよくあります。ツグミはムクドリやハトと違って、単独でいることが多いです。また人が近づくとすぐに飛び立つので、近くで肉眼で姿を見るのはなかなか難しい野鳥です。

名前の由来

ツグミの名前の由来は色々ありますが、木の実をつつくようにして食べるので「突く実」から転じたという説、他には夏至をすぎると鳴かなくなるので「口をつぐむ」からきているという説などなど。

ツグミと初めて出会ったのは

善福寺川近くの大宮八幡宮の近くでした。対岸の落ち葉がガサガサと音がするので、最初ネズミかかなと思って見てみたらムクドリ大の野鳥で、それがツグミでした。

長女の好きなキャラクター、すみっコぐらしによくでてくるフレーズ、「ここがおちつくんです」がツグミのイメージとぴったりです。草地のすみっこでかさかさとマイペースで行動しているツグミ。

またツグミは野鳥というより、小動物に近い生き物という感じがします。というのは飛んでいるのも時々見るのですが、それよりも、地面の上ではタタタっと歩いたり、胸を反らしたりという小動物的な動きが強いからです。けっこうかわいい野鳥です。

ツグミ 画像
最新記事をチェックしよう!