【オレンジ色の野鳥】クチバシ、お腹、背中がオレンジ色、あの鳥は何? 

オレンジ色 野鳥

鳥を見たとき「あの鳥。何という鳥だろう?」と思った時に、その特徴をとっさに確認するのは一番はやはり「色」ではないでしょうか。
今回は東京などの街中で冬に見られる身近な野鳥でオレンジの野鳥を集めました。

「公園で見かけたあのオレンジの鳥、なんていう鳥だろう?」という方、ぜひこの記事で探してみてください。

お腹がオレンジ色

小鳥を見かけたとき、お腹がオレンジ色、あの鳥はなんて鳥?という時にご参考に。東京で秋冬によく見られる順に並べています。一つずつどんな野鳥かご紹介していきます。

ジョウビタキ

秋にやって来る渡り鳥です。スズメぐらいのサイズの小鳥です。オスは黒と灰色の頭にオレンジ色のお腹が特徴的。メスは頭も褐色でお腹が白っぽい地味な色合いですが、尻尾のあたりがオレンジっぽくて超可愛いです。見分けのポイントは羽にある白い紋です。

僕の鳥生活はジョウビタキから始まった

ヤマガラ

通年で見れる野鳥です。スズメ大の大きさの小鳥ですが、シジュウカラの仲間ですのでよく似ています。お腹のオレンジ色が超キュートです。なので頭が白と黒なのが映えて見えます。警戒心がそれほど強くないので人間の近くまでやって来ることも。

愛らしいヤマガラ、周りを活用して賢く生きる

アカハラ

秋にやって来る渡り鳥です。大きさはヒヨドリやムクドリぐらいのサイズです。背中や顔は地味ですが、その名の通りお腹がオレンジ色で美しい鳥です。同じような野鳥にシロハラがいますがお腹の色の見分けがポイントです。生態もシロハラと似ていて、落ち葉をゴソゴソ突っついていたらアカハラかも。

アカハラ。私をググらないで!

イソヒヨドリ

磯や岩礁などの海辺で出会える幸せの青い鳥です。デート中に出会えるとその恋が実るといううわさも!!最近では河川に沿って街中にも進出しているようです。実はオスの背中の青が目立ちますがお腹は美しいオレンジ色。メスは全身地味な褐色ですので町であっても気付きにくいと思います。大きさはムクドリやヒヨドリぐらいです。

コバルトブルーとレンガ色が美しい、幸せの青い鳥イソヒヨドリ

ルリビタキ

幸せの青い鳥。スズメ大の小鳥で秋に山から降りてきます。その名の通りオスの背中、顔は鮮やかなブルーですがお腹のオレンジが目立ちます。メスはジョウビタキのメスと似ていて頭、背中が褐色で地味ですが、よく見ると尻尾のあたりがオレンジ色。さらによく見ると微妙にブルーが入っています。羽の紋が見分けのポイントです。

クチバシがオレンジ色

くちばしがオレンジ色の野鳥でよく見られるものは、断トツにムクドリの可能性が高いです。

ムクドリ

足もくちばしと似たようなオレンジ色です。顔は黒ですが目の周りが白い班のようになっていますのでKISSのジーン・シモンズの逆パターンな感じです。
主に群れていますが、春に近づくにつれて群れが大きくなるような印象です。鳴き声はなんだか電子音のようにチュチュチュと鳴き、飛び方はカイトのようです。(ちなみに、ヒヨドリは波型に飛びます。)

ムクドリ、飛ぶ姿がカイトのよう

背中がオレンジ色

背中がオレンジ色というのも結構目立ちますね。オレンジ色というか茶色というか、個体によって色の濃淡はさまざまなので、どう感じられるかも難しいところなのですが。他の特徴と合わせてどの野鳥だったかなあ、と思い出してみてください。

ツグミ

秋にやって来る渡り鳥です。大きさはムクドリやヒヨドリサイズ。渡ってきた当初(秋)には木の上にいることが多いですが、春が近づくにつれて地面にいることが多くなり、よくムクドリやキジバトと一緒にいます。冬に地面でダルマさんが転んだ、(止まったと思ったら、とことことこと歩く、を繰り返します)をやっている鳥がいたらそれです。背中、頭がオレンジ、茶色、黒などが混じったおしゃれな野鳥です。

ツグミ、秋冬のファッションリーダー

アトリ

秋にやって来る渡り鳥です。大きさはスズメ大の小鳥です。単独よりも群れで見かけることが多いと思います。色合いは上記のツグミ同様ですが、アトリはオスの顔が黒っぽいのと少し個体差があるようなので群れで見ていても結構きれいです。冠羽というか尖がり頭の個体が多いのでここも見分けのポイントです。

ATR48 秋冬限定のアイドルグループ、その名はアトリ

モズ

通年で見られる留鳥です。サイズはスズメよりも一回り大きいサイズです。オスは目の横に黒い帯のような太い線がありますが、メスの場合はその線が少し淡いです。体全体が薄いオレンジ色です。お腹は白っぽく、背中には黒い線も入ります。とても小さいですが実は猛禽類ですので狩りをします。双眼鏡があればくちばしをチェックしてみてください。カギのように尖がっています!

かわいいけれどミステリアス、モズ

名前を知らない鳥に出会ったら、こんな部分をチェック!

色は代表的な鳥の特徴ですが、後で野鳥図鑑やネットで「あの鳥はなんだったんだろう・・・」と調べる時に、以下の点も観察しておくと、野鳥を調べるのにスムーズです。

見かけた場所

野鳥はだいたいいる場所が決まっている傾向があります。例えば以下のような場所です。
・川岸(水の近く)
・丈の短い草原
・腰くらいの高さの薮
・樹上(枝・梢・幹など)
・飛んでいる
・藪の中、地面

季節

通年通して姿を見られる鳥(留鳥)もいますが、秋冬(冬鳥)、春夏(夏鳥)だけという野鳥もいます。

鳴き声

鳴き声を覚えておくのは難しいですが、スマホで録音しておくというのも一つです。
またどんな時に鳴いていたかも要チェックです。
・飛び立つとき
・樹上で
・空の上で 等

大きさ

どのくらいの大きさか、おおよそで覚えておくといいでしょう。メジャーな野鳥、例えばスズメ、ハト、カラスと比べてどのくらいかな、というように覚えておくのがおすすめです。
「スズメと同じくらい」「スズメよりひとまわり大きい」「ハトよりひとまわり小さい」など。
野鳥図鑑には各野鳥には◯◯cmという記載があります。スズメなら14.5cm、ハトなら33cm、カラスなら56cmです。この3種にプラスしてムクドリ(24cm)のことを大きさの目安になる鳥ということで「ものさし鳥」と呼ばれたりしています。

ものさし鳥についてはまた今度詳しくご紹介しますね。

まとめ

オレンジ色の野鳥、お目当ての名前はわかりましたか?
また今度鳥を見かけたときには、ご紹介したポイントに気をつけて見てみてください。バードウォッチングというと大袈裟ですが、街を歩いているとき、郊外で見かけたときなど、鳥を見るのがちょっと楽しくなるかもしれませんよ。

オレンジ色 野鳥
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