冬でもつばめに会えるかな?空のジョーズ、ヒメアマツバメ

ヒメアマツバメ イラスト

ヒメアマツバメを最初に見たのは東京港野鳥公園でした。
野鳥の会の初心者向けの探鳥会に行ったときに「あれはヒメアマツバメです。」と言われました。それまではツバメはツバメだと思っていました。春に南から渡ってきて巣を作り、ヒナに餌を届けるために飛び回っているあのツバメだけだと思っていました。ツバメにも種類があって、他にもいるというのが驚きでした。

ツバメ観察のポイント

ツバメの仲間はなにかにとまっていることよりも、圧倒的に飛んでいるところを見ることが多くなります。ほぼ高速で飛んでいる状態で見ることになりますので、識別はかなり困難です。河川や湖沼を飛び回っているので近距離での観察も難しいだけでなく、動体視力も必要です。ましてや双眼鏡のフレームに入れるのもかなり難しい。ウォッチャー泣かせのツバメです。

ヒメアマツバメの特徴

全身ほぼ黒褐色のツバメです。喉と腰のあたりが白いのが特徴です。
13㎝ほどの小鳥ですが主に飛び回ってるときに姿を見ることになります。実際にはかなり小さく見えます。

他のツバメとの違い〜おなかの色と

「あ、ツバメ?」と思ったら、尻尾の形、色を瞬時に見分けましょう。
よく似た鳥にイワツバメやアマツバメがいて、識別するのは至難の技です。

イワツバメとヒメアマツバメはとても似ています。
おなかが白いのがイワツバメ、おなかも黒褐色なのがヒメアマツバメです。

サイズもほぼ同じなのでややこしいのですが、見分けるポイントはおなかの色です。腹部が白いのがイワツバメ、黒いのがヒメアマツバメです。(喉のみ白いので注意!)

また、おなかの色ともう一つのポイントは尾羽です。
ツバメやアマツバメ、コシアカツバメなどと違い、ヒメアマツバメは尾羽が燕尾(凹)ではありません。少し短い感じに見えます。

ツバメについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考に

ツバメ、子育ての象徴

鳴き声

飛んでいるときや巣の中で、「ジュリリリ」とか「ヒーリリリ」のような声で鳴きます。

会える季節

ヒメアマツバメは留鳥で、会える場所では一年を通して会うことができます。ツバメ科やアマツバメ科は夏鳥が多く温かい南の地域で越冬しますが、ヒメアマツバメはとどまっています。秋冬にツバメを見た場合はヒメアマツバメの可能性が高くなるかもしれません。

会える場所

主に本州中部以南で留鳥で、じつは分布域は少し変わっていて、太平洋岸の地域に多いようです。(分布が東西で分かれる野鳥はいますが、上下で分かれる野鳥は珍しい気がします。)市街地の建物の軒下や橋の下、あるいは山地の開けた場所で他のツバメの古い巣を利用した巣作りを行い、うまく環境に適応できているため日本で分布域を広げているようです。近くの川や湖沼で飛び回り昆虫を採食しますので水辺で会える印象です。食べ物の昆虫を空中で捕まえるのですが、大きく口を広げた顔がかなり怖い。^^; Instagramなどでうまく撮影されている方もおられますので、興味の有る方はぜひチェックしてみてください。!!まさに空のジョーズです!
東京港野鳥公園や多摩川で見たことがあります。

名前の由来

ヒメアマツバメは漢字で書くと、「姫雨燕」です。

実はツバメにはツバメ科とアマツバメ科があり、ヒメアマツバメはアマツバメ科になり、ツバメやイワツバメとは違う種になります。ちなみに、中華料理の高級食材「燕の巣」はアナツバメというアマツバメ科のツバメの巣です。

名前に「ヒメ」とつく野鳥は他にもいますが、「小さい」とか「小ぶりの」のように、同じ種類の野鳥の代表的なものと比べて小さいというような意味があるようです。ヒメアマツバメ(13㎝)もアマツバメ(19㎝)よりも若干小ぶりですね。

まとめ

バードウォッチングをしているうちに、ツバメにも多くの種類があり、しかもそのいくつかを観察できることを知りました。。なんだか世界が広がった気がして嬉しく思っています。

「カラス」もハシブトガラスやハシボソガラス、
「ハト」もキジバトやドバト、
「シラサギ」じゃなくってダイサギ、チュウサギ、コサギなどなど。

身近に見れる野鳥でも、世界はなんとバラエティにあふれていることか!

今回取り上げたヒメアマツバメも、我々の周りの人でどれぐらいの人がその名を知っているのでしょう?

昨日までの僕にさようなら。僕の目は開かれた。ありがとう、ヒメアマツバメ。
ただできれば、もう少し動体視力の良い若い時分に出会いたかったね~君は速すぎる。

 

ヒメアマツバメ イラスト
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