シジュウカラ 三方良し!前から見てよし 後ろもよし 鳴き声もよし 四十雀

シジュウカラ イラスト

このブログのプロフィールで、いちばん好きな鳥にシジュウカラを選びました。

シジュウカラは魅力の多い鳥です。鳴いて良し、前から良し、後ろから良し、まさに三方良しの野鳥です。

僕が感じたその魅力をご紹介していきます。

三方良し!なシジュウカラ

声がいい

「ツツピー ツツピー」と鳴きます。

シジュウカラは、スズメウグイスなどの超メジャー級以外の野鳥の中で、声を覚えた初めての野鳥です。7歳の娘も「あ、ツツピー!」だとすぐに気づきます。

実はいつもツツピーと鳴いているわけではありません。いろいろな鳴き方をしているように感じます。バリエーションのある鳴き声なのですが、共通して言えることは、“よく通る響きのいい声”ということ。なので「あれ、シジュウカラかな」とピンときて、声の方を見るとやはりシジュウカラということが多いです。

前から見た姿

シジュウカラはスズメ大の大きさの鳥です。頭部は黒いのですが、ほっぺただけ白いのが特徴です。そして胸元にはトレードマークの黒ネクタイ柄が。とてもキュートです。オスと比べてメスはネクタイがちょっと細めです。

ほっぺが白い鳥にホオジロもいます。鳴き声が「一筆啓上つかまつり候」と言われる鳥です。残念ながら、僕にはまったくそうは聞こえませんが。でも鳥の声を人の言葉に置き換える「聞きなし」はちょっと気持ちを和ませてくれます。鳥と人が近い証拠ではないでしょうか。

ホオジロについて詳しくはこちらもご参考に。

ホオジロってどんな野鳥?「一筆啓上仕り候」と鳴く

後ろからみた姿

シジュウカラは基本的には白と黒のツートンですが、後ろから見ると背の部分が、明るい抹茶色をしています。羽の付け根部分が少し抹茶色のシャチという感じでしょうか。余計にわかりずらいですね…。見る角度で色が変化し、とてもキレイだなと思います。

 

探鳥会での出会い

野鳥の会の探鳥会に参加した時に、スタッフの方に教えてもらいました。お借りした双眼鏡のレンズをのぞいた時に初めて目に入ったのがハクセキレイ、その次に見たのがシジュウカラでした。このときもやはり、まず声で存在に気づいたものでした。後日、家の近所でも見かけることに気づき「身近な鳥なんだな」と思ったのでした。

こちらの記事もご参考に「ハクセキレイ、身近な野鳥ナンバーワン

シジュウカラは季節問わず、街中でもよく見かける鳥です。僕の住む杉並区でも、新宿のビル街でも見かけます。樹木があれば、どこでもいます。人を恐れないので、庭に巣箱を設置するとシジュウカラが寄ってくるというのはよくある話です。

まるで小鳥のパラダイス

昨年の年末に井の頭公園で鳥を観察していたときのことです。シジュウカラの声が聞こえ、見上げると10数匹のシジュウカラに囲まれていました。しばらくしみじみ眺めていると、さらにキクイタダキキジバトツグミシメ、シロハラと続々と鳥たちの姿が!小鳥たちのさえずりの中、まるでパラダイスにいるような空間でした。

シジュウカラは僕にとって幸せを運んでくれる野鳥です。大げさではなく。仲間を連れてきてくれたり、声や姿で癒してくれたり…。僕をバードウォッチングの世界に導いてくれた鳥です。

シジュウカラ イラスト
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