鳴き声も顔も派手なガビチョウ、横顔はエジプシャン

ガビチョウ イラスト

ガビチョウとの出会い

ガビチョウを初めて見たのは軽井沢でした。軽井沢を訪れたときに宿泊所の周りの環境が良かったので野鳥観察しようと歩いていると、野鳥の鳴き声が聞こえてきました。近づいてみると、藪の中をガサガサしている鳥がいました。初めて見たときは野鳥に関する知識もほとんどないときで、見たことない野鳥ということはわかったので、あとで調べようとそのときはじっくり観察しました。

一番印象深かったのは目元の白さ、その模様がエジプトのパピルスに描いている女性のようなメイクに見えました。家に帰ってから図鑑で調べるとどうやらガビチョウであったことがわかり、外来種と知ってそのときはちょっとガックリしたのを覚えています。

次に見たのが立川の昭和記念公園で野鳥観察をしているときでした。ひときわ大きな鳴き声が聞こえたので、吸い寄せられるように近づいてみるとガビチョウでした。久しぶりに見たのでそのときは少し嬉しかったです。

ガビチョウの特徴

複雑なさえずり

インパクトのある大きな声で鳴きます。声が大きく、群れていることが多いので音の総量も大きくなるため「うるさい」と感じる人もいます。ガビチョウは1年中囀ります。他の鳥の声を真似て複雑に囀ります。ちなみに地鳴きは「ジェッ、ジェッ」です。

全長24cm

ムクドリやツグミと同じくらいの大きさです。

1年間を通して見られる

東北〜九州の低地や低山の茂みの中で見られます。藪や茂みが好きです。割と行動も激しいので、ガサガサッと動きも派手です。雑食性で昆虫や種子を地上で食べます。

特定外来生物に指定されている

ガビチョウは元々、中国南部から東南アジア北部にかけて生息しています。ガビチョウは画眉鳥と書きますが、これは中国名をそのまま日本語読みしたものです。70年代に飼い鳥ブームにのって輸入され、飼い鳥が逃げ出したり、飼い主や業者が放ったりしたせいで野生化しました。顔はエジプトの壁画調ですが、アジア出身なんですね。

特徴的な白いアイライン

雌雄同色で、頭部は明るい茶色です。ガビチョウの見た目の最大の特徴は、絵の具で描いたような目の周りが白い縁取りです。その縁取りは目の後方にアイラインのように伸びていてまるで勾玉のようです。

外来種って?

軽井沢の美しい自然の中で鳥の鳴き声が聞こえ、特徴的なルックスでなんという鳥だろうと感じたときはワクワク感があったものの、外来種とわかった瞬間、ガックリした僕がいました。
外来種になぜガックリするのかというと、元々日本の自然の中にいたものではないというものだからなのです。よくよく考えると、ガビチョウも人間の勝手な都合で連れて来られ、放たれ、日本に居ついてしまったわけで、今日本で見られるガビチョウはこの地で生まれ住んでいるのです。外来種と一括りにされ厄介者扱いされて気の毒な気もします。

素朴な疑問として、渡り鳥として日本を訪れる野鳥と、留鳥として日本に居ついた外来種とどう違うのでしょうか。外来種というと、人為的な理由で日本に持ち込まれ、日本固有の生態系を脅かしたりするというイメージがありました、調べてみるとやっぱりそのようです。

参考:環境省「日本の外来種対策」

どういう視点で捉えればいいのか、もちろん餌を与えたりといったことは他の野鳥と同じようにNGですし、野鳥観察する分には日本で見られる野鳥として、色眼鏡なく純粋に楽しめたらいいのかなと思います。外来種について知らないことが多かったので、考えるきっかけをガビチョウにもらいました。

 

 

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