意外と身近で見れる幸せの青い鳥、注目の5種類を徹底解説!

幸せの青い鳥

新年に合わせて今回は「青い鳥」をテーマにご紹介していきたいと思います。
童話の世界でも、海外だけで見れる幻の鳥でもありません。青い鳥は日本でも、しかもッ!意外に身近に会うことができます。

今回は日本で会える青い鳥5種類をご紹介していきます。街中で会えると思うと、街の中で飛び回る鳥を見る目が今日から変わるかもしれませんよ!

“幸せの青い鳥”遠い外国で見れる鳥、ではない!

青い鳥といえば、チルチルとミチルの兄妹が出てくるベルギーの詩人メーテル・リンクがかいた童話『青い鳥』が有名ですよね。
僕の中ではその童話のイメージが強く、ヨーロッパでしか会えないと思っていましたが、実は日本でも幸せの青い鳥には会えます。そして、中には街のなかで出会える鳥もいます。僕も実際に会ったことがある鳥、いつか会ってみたい鳥含め、今回はカワセミ、イソヒヨドリ、ルリビタキ、オオルリ、ブッポウソウの5種類を紹介していきます。

日本で会える青い鳥5種類

日本で会える青い鳥について、以下の5つのポイントでご紹介していきます。

カワセミ

特徴

カワセミは野鳥図鑑の表紙を飾るような野鳥なので、僕はハトくらいの大きさの鳥かと思っていました。でも実物は結構小さいです。17cmとスズメほどの大きさ(スズメ大)です。
体長に対して、割とくちばしが長い印象です。

カワセミについて詳しくはこちらもぜひご一読ください。

驚きの連続、カワセミ

会える場所

山などでしか会えない鳥だと思っていましたが、結構身近に会えます。普通の川など水辺で見かける事が多いです。というのも魚を食べるからです。

会える季節

季節を問わず通年で会うことができる野鳥です。

鳴き声

可愛らしい姿のイメージと違い、鳴き声は鋭いです。チーって感じです。

どんな青い色?

カワセミといえばコバルトブルー!
実は羽の色自体が青いのではありません。構造色といって、光の加減や角度によって見え方が異なります。

イソヒヨドリ

特徴

25.5cmでムクドリほどの大きさです。
高い樹上や地上ではなく、人間の目線の高さ、身長の高さで出会える印象があります。

会える場所

磯や岩場の海岸沿いに多いですが、最近は川沿いに都市部でも見られます。

会える季節

一年を通して会えます。

鳴き声

ピ、とかチという感じでしょうか。大きな鳴き声ですのでわかりやすいです。

どんな青色?

濃い青色、オスはまさに幸せの青い鳥ですが、メスは地味です。

イソヒヨドリについて詳しくはこちらの記事もご参考に

コバルトブルーとレンガ色が美しい、幸せの青い鳥イソヒヨドリ

ルリビタキ

特徴

スズメと同じくらいの大きさで14cmです。冬鳥でジョウビタキと同じような生活パターンと似ていますが。茂みの中にいることが多いです。

会える場所

普段は中部地方より北の少し高い山にいます。冬になると平地や山地の林、樹木の多い公園などに移動します。
残念ながら僕はまだ会ったことがありませんが、冬は結構街なかで会えるそうです。その道に詳しい方が善福寺川緑地でも見れると話されていました。

会える季節

漂鳥で夏場は高い山の方にいて、冬場には山から下りてくるので町の公園でも会うことができます。

鳴き声

ヒッヒ
ギュッギュッ
ヒッチョロチョロチョロチョロリ
というような声で鳴きます。

どんな青色?

オスはきれいなブルーです。体の上面が明るい青色で目の上に白い眉のような眉斑があります。お腹が白くて脇がだいだい色っぽい黄色です。
メスは地味な色で、緑がかった褐色です。同じヒタキ科のジョウビタキのメスとよく似ています。

 

オオルリ

特徴

スズメよりも少し大きく、モズよりも小さいぐらいです。16.5cm漢字で書くと「大瑠璃」です。
主役級の人気のある野鳥です。姿も美しく、声も麗しい野鳥です。街中で頻繁に見れるという鳥でもないので、レア度も高い鳥です。

会える場所

九州以北の平地から山地の渓流、湖沼、沢、湿地などに隣接する林を好みます。
オスは決まった高い梢などに止まって、縄張り宣言でさえずります。森林の渓流沿いなどで会えます。低山の渓流で繁殖します。

会える季節

夏鳥なので、夏にあうことができます。夏場に渓流で会える鳥ですね。爽やかですね〜♪
4月5月、10月11月の渡りの時期には町なかも通過します。

鳴き声

さえずりは中々良い声のようです。僕も会ったことがないので、本で調べたところ、

鳴き声は「ピーチュイチュチュチュピージジ」「クックフィーリーリークルル」など記載がありました。

どんな感じで聞こえるのでしょうか。実際に聞いてみたいです。

参照『くらべてわかる野鳥』(ヤマケイ文庫)、『見つける見分ける鳥の本』(成美堂出版』

どんな青色?

今回チョイスした5つのなかではダントツに青い鳥っぽいです。
全体的に青色で、お腹部分がしろいです。目の周りは黒色です。黒と青と白、北欧カラーです。
ただ実際は濃い青色なので黒っぽく見えることも多いです。そのため青く見えるとラッキーという感じです。まさに幸せの青い鳥ですね!

ブッポウソウ

特徴

まず名前がユニークな鳥です。漢字で書くと「仏法僧」です。ハトよりも少し小さいぐらいです(29.5cm)。
僕は残念ながら会ったことがありません。見られる地域が限られているので西日本に行けば会いやすいのかなと勝手にイメージしています。

会える場所

本州、四国、九州の平地から山地の開けた場所の有る林縁部に渡来します。
数は少なく主に西日本に渡来するようですが森林が多いようです。
岡山県の吉備中央町では巣箱の設置を行い、町をあげて保護活動をされています。
参照:吉備中央町ホームページ

会える季節

ルリビタキと同様、夏鳥なので夏に会うことができます。

鳴き声

もともと鳴き声が「ブッポウソウ」と聞こえるのでそう呼ばれていました。ところが昭和10年ごろに鳥の研究者がそう鳴くのはコノハズクで、ブッポウソウはそう鳴かないというのを明らかにしました。名前の由来は鳴き声なのですが、ブッポウソウの鳴き声は「ゲッゲッゲゲ」です。
そのような経緯もあり、コノハズクは“声のブッポウソウ”と呼ばれています。

どんな青色?

全体の色合いが南国の雰囲気が漂う青い鳥です。青ですが、ネオンカラーのような青です。

くちばしが赤いのがおしゃれですね。

 

会ってみたい鳥、ルリビタキ

冬場には町でも結構会えるようですが、残念ながら現時点(2022年新春)では出会ったことがありません。涙
しかし、僕のフィールド(よく行くエリア)である善福寺緑地周辺でも目撃情報があるようですので今季は期待しています!
僕はジョウビタキや、キビタキなどの小鳥が大好きなので、早くルリビタキには会いたいです!!息をするのも忘れて見惚れる事間違いなしですね。

まとめ

鳥を見たとき、大きさや鳴き声など見分けるポイントはいくつかありますが、「色」は大きな要素だと思います。
今後色から見分ける野鳥観察についてもお話していきたいと思いますので、ご期待ください。
青い鳥、野鳥観察にどうか幸あれ!

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