【初心者必見!】バードウォッチングとは?始め方と楽しみ方のコツ 

バードウォッチング 初心者

ただただ鳥を見る、観察する。「バードウォッチングを始めてみようかな」「でも双眼鏡とかやっぱりいるのかな」といろいろ考えてしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論から言うと、最初から道具は何もいりません。
ただただ身ひとつで出かけ鳥を観察するだけで十分です。

きっかけは様々だと思います。「郵便局の軒下で今年もツバメが巣を作ったみたい」「通勤途中で毎朝見る小鳥がいるけどあれ何という鳥だろう?」「近所の川で時々見かける白いシュッとしたサギ、凛々しいなあ」などなど。

身近な鳥の存在に気づいたあなた、おめでとうございます!
バードウォッチングの世界へようこそ。ぜひバードウォッチングをもっと気軽に身近に楽しんでみませんか。

今回はバードウォッチングの始め方、というと大げさですが野鳥観察の楽しみ方について僕なりの解釈でご紹介していこうと思います。僕にとっても初心を忘れないためぜひ記録しておきたいと考えました。

バードウォッチングとは?最初は道具は何もいりません

野鳥といえば双眼鏡なんて思ってませんか

バードウォッチング=野鳥観察です。鳥を見て(あるいは聞いて、または感じて)楽しむことです。場所は近所の公園だったり、山、川、海、都会のビジネス街でも鳥に会うことができます。様々なかたちで鳥の存在に気づくと、結構いろんな鳥がいることに気づきます。

野鳥観察といえば、ひと昔のことですが、紅白歌合戦のラストに登場する「日本野鳥の会」のイメージが強いのか、「双眼鏡とカウンターはマストアイテムでしょ」と思っている方もいらっしゃるのでは。

決してそんなことはありません。
僕自身も双眼鏡を買ったのはバードウォッチングを初めてしばらくしてからでした。双眼鏡などは使わずそのままで野鳥を見ていました。野鳥の姿を認めてから双眼鏡のレンズにおさめるのも結構難しいです。鳥をしっかり見る、五感で探すのに慣れる意味でも最初はまあどっちでもいいかもしれません。

一冊のポケット野鳥図鑑があると楽しい

双眼鏡よりもまずは一冊の野鳥図鑑があると、より楽しいのではないかと思います。分厚くて重い図鑑ではなく、はがきサイズくらいで薄いもので十分です。見かけた野鳥が何という野鳥なのかがわかると、他にもいろんな鳥のことを知りたいなという気持ちがむくむく湧いてきます。

おすすめは日本野鳥の会のものです。「山野で見れる野鳥編」と「水辺で見れる野鳥編」がありますが、わかりやすくコンパクトにまとめられていて、厚さは薄いのですが、街なかや低山で見られる野鳥はほぼ網羅しています。

バードウォッチング、5つの観察ポイント

野鳥を見かけた時、5つのポイントを把握しておくと、あとで何という鳥だったんだろう、と図鑑で調べるときや他の似た野鳥と比べるときに確認しやすいです。

 

大きさ

どのくらいの大きさなのか、スズメ、ハト、カラス?まずはこの3種くらいのサイズ感で把握するといいでしょう。スズメよりは大きいけど、ハトほどではない、とかカラスと同じくらい、などなど。これらは“ものさし鳥”と呼び、大きさの指標となります。

図鑑をみると「スズメ大」など書かれています。これは「スズメと同じくらいの大きさ」という意味です。

色、模様

色、模様は様々です。オスとメスが同じ模様のもの(雌雄同色)もいれば、ぜんぜん異なることもよくあります。また水鳥などは同じオスでも季節によって全く違う色の羽に生え変わったり(エクリプス羽)。

羽を広げたときにちらっと見える差し色などもあったりして、おしゃれだなあ、と思うことも度々です。

飛び方

バタバタと翼を上下に羽ばたく、ツーと羽を広げたまま飛ぶ、気流に合わせで上昇する、ロケットのように翼を閉じたように飛ぶ・・・鳥によって飛び方も様々です。

歩き方

地面にいるときにどうやって進んでいるかも観察しましょう。両足を揃えてぴょんぴょんと進む、両足を交互に前後に動かしてちょこちょこ歩くなどなど。

どこで見た?

梢の先、幹の上、草の上、空中、電線、庭、街の道端などなどいろいろなところに野鳥はいます。鳥によって、よく見かける場所という傾向があります。どこで見かけたかということも何の鳥かを調べるときに結構参考になりますよ。

バードウォッチングって簡単!楽しい!

僕がバードウォッチングっていいなあ、としみじみ感じるのはこんなところです。

季節を感じる(渡り鳥で秋を感じる)

僕にとって、なんと言っても1番はこれです。
野鳥の多くは渡り鳥です。季節によって出会える野鳥はさまざま。また、行動パターンや出会える場所、あるいは体の色が変わることも多いのです。街で暮らす僕にとって野鳥は「季節感」を感じさせてくれる大切な存在なのです。その春に初めてツバメを見たら、「春だなあ」と感じます。そして、長い距離を飛んできたのかとしみじみ思うわけです。秋に、カモ類が来たら「秋が来た。(なんだか嬉しい)」と思うのです。植物を見て同じことを思う人が多いかもしれません。が、僕は植物と野鳥の両方なのです。欲張りなのです!

鳥好きに悪い人はいない、と思う(出会いあり)

僕の印象ではバーダーには年配の方が多いと思いますが、みなさん優しいです。聞くと色々なことを親切に教えて下さいますし、自分たちも自然の一部だと言うような、おおらかな共生の精神を感じます。鳥目線というかなにか俯瞰したような佇まいの方も多いと感じます。若輩ながら僕も仲間に入れていただけて嬉しいです。

描く楽しみがある

本ブログでも、出会ったことのある野鳥を順番にイラストに描いています。絵心がないため超シロウト丸出しですが良いのです。楽しいのです。イラストに書くことにより、よりその野鳥の特徴を把握することができ、とても愛しく感じます。次にフィールドで出会ったときにもバッチリ識別できます。このイラストはInstagramにもアップしていますが、初めて見ると意外と楽しくて続いています。

このブログでもいろんな野鳥に出会ってみてください!

野鳥も、それぞれに個性があって楽しいです。このブログのタイトルも、野鳥を擬人化して、タイトルをつけるています。記事を書いた後に、結構楽しみながらタイトルを考えています。その中でもおすすめの特徴ある野鳥を紹介します。

コバルトブルーとレンガ色が美しい、幸せの青い鳥イソヒヨドリ
カニをくわえた旅人、スナフキンならぬチュウシャクシギ
ヒドリガモ、グレート・モヒカンなヘアスタイルがおしゃれ
まるで宝塚!オオタカはメスが主役、都心でもハンティング
エナガ、反則級のかわいこちゃん、実は街中で会える!

当ブログでは僕が見た野鳥をご紹介しています。こんな野鳥がいるんだ〜と眺めてもらえると嬉しいです。

身近な場所からスタート

野鳥観察のために毎週末は車を走らせ遠征!なんてことは全くありません。
ほとんどが東京近郊、というより、近所の善福寺川沿いで出会った鳥ばかりです。
公園で娘を遊ばせながら父はバードウォッチングがわが家流です。

ぼんやり空をながめ、鳥を感じ、鳴き声に耳をすましてみませんか?このコンクリートの街の中にも間違いなく自然は存在します。

野鳥観察はバードウォッチングと呼びますが、僕の中では“バードフィーリング”だと思います。立派な双眼鏡やカメラがなくても、鳥の声を聞いたり、一緒の場所にいる空気を感じるのが楽しいと思っています。

たとえば冬の朝、通勤途中に聞こえたウグイスの地鳴き。秋の夕暮れ、空からきこえるカモの鳴き声。田園に静かにたたずむコサギの黄色い足・・・。以前もそこにあったのに、気づいていなかった風景にふと気づくようになりました。そんなささやかな気づきが僕の人生に彩りを添えてくれています。きっかけはすべて野鳥です。野鳥のみなさんに感謝!

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