1年を通して野鳥はいますが、バードウォッチングを始めるのにおすすめな季節はズバリ!秋冬です。
僕は野鳥観察を始めてから、秋の到来を楽しみに待つようになりました。
今回は秋冬のバードウォッチングの魅力や楽しみ方、秋冬に街なかで見れるかわいい野鳥についてご紹介していきます。
カラス、スズメ、ハトくらいは知ってるけど・・・というあなた、ぜひ他にも身近な鳥に目を向けてみませんか。
秋冬のバードウォッチングがおすすめな理由
秋から冬にかけてのバードウォッチングをおすすめする理由は8つあります。他の季節に比べて圧倒的にバードウォッチング向きな季節です。
種類が多い
見られる野鳥の種類が多いのが秋冬です。
一年中日本で見られる留鳥以外に、冬鳥といって北方から秋に多く日本に渡ってきます。なので秋冬だけ見られる鳥がやってくるのです。
個人的には会えた種類の数が多いのが嬉しい。小さな手帳を持ち歩いていて、会えた鳥を記帳しています。その数が多く、しかもあまり会えない鳥を見れた日にはテンションも上がります。(テンションブチ上がりッ!)
観察しやすい
秋冬は落葉樹が葉を落とし、枝があらわになりますので、夏なら葉っぱに隠れて見えにくい鳥も見つけやすく、観察しやすいです。
小鳥が見やすい
個人的に小さな鳥が好きなのですが、秋冬は小鳥が特に見やすいです。キツツキなど幹に留まる鳥も見つけやすいです。
蚊がいない
野鳥観察は緑の多い環境に赴くことが多いです。山や林、公園など。そういったところは虫も多くいる場所で、夏は防虫対策が必須です。子どもと一緒にいくと、寄ってくる蚊を追い払うのに鳥どころでない、なんてこともありますが、秋冬はそんな心配もありません。快適です。
人も少ない
寒い季節なので、春夏に比べ人も少ないです。そのため静かな環境で観察できるため、野鳥の鳴き声などもしっかり楽しむことが可能です。
空気がきれい
特に冬の空気はキーンと澄んでいます。静寂の中で野鳥をじっくり楽しむことができます。寒いのですが空気がきれいで思わず深呼吸したくなります。
朝もゆっくり楽しめる
野鳥観察は朝がおすすめです。早起きしてバードウォッチングに出かけるのですが、秋冬は日の出も遅いので、朝もそう早起きせずにゆっくり出発しても大丈夫です。もっとも、お布団から出るのがつらいということはありますが…。
街なかでバードウォッチングを楽しめる
冬になると普段は山の方にすんでいる野鳥も平地に下りてくるものが多くいます。そのため、野鳥を見るためにわざわざ山まで行かなくても、結構街なかで会えたりします。数年前張り切って冬に高尾山に登ったのですが、結局4種ほどしか会えず・・・なんて事がありました。
秋冬のバードウォッチングで注意すること
秋冬の野鳥観察がとてもおすすめ、とお話してきましたが、一つだけ注意点もあります。
秋冬のバードウォッチングのデメリットは寒さです。しかもじーっと一つのところにとどまって鳥が来るのを待っていたりすると、体が冷えます。そのため、以下のようなものを用意しておくといいでしょう。温かい飲み物もあれば完璧です。
・手袋(双眼鏡などのデバイスを操作しやすいものがベター)
・マフラー
・帽子
・厚手の靴下
・カイロ(足裏や腰など貼るタイプがおすすめ)
秋冬バードウォッチングのキーワード “混群” を探せ!!
秋冬には”混群(こんぐん)”と言われる小鳥の群れに遭遇することがあります。
ちょっとした児童公園、街路樹、植え込みでさえ、ごく普通に通過していく事も珍しくありません。10〜20羽ほどの小鳥たちが種を超えて群れになるのが混群です。わーわー言いながら頭上を通過していきます。面白いですよ。私もはじめに見たときは天国だなあと思いました。また、混群はどんどん移動していきますので、よく出会えるような場所であればずっと待っていても通過してくれる可能性があります。向こうからやってきてくれるのです!
混群で見れる鳥たちは以下のような鳥たちです。
秋冬に見やすいかわいらしい小鳥たちを紹介します。僕がこれまでに書いた記事もぜひ併せて読んでみてください。
秋冬といえば、水辺の野鳥もたくさんみれるのですが、それらについてはまた改めてご紹介させてください。
水鳥の違いについて興味のある方はこちらもご覧ください。
「身近な水鳥 その種類と特徴を徹底解説!」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
秋冬にバードウォッチングをおすすめする理由をご紹介してきました。寒い季節ではありますが、しっかり防寒して鳥を探しに外にでかけてみませんか。空や木々を眺め、耳をすませばきっと可愛らしい小鳥に会えますよ。
僕は野鳥観察をするようになって、秋がくるのがとても楽しみになりました。また鳥を秋の訪れを感じるようになりました。北の国からはるばる渡ってきた鳥、秋になって羽色が変わった鳥、行動パターンが変わるなどなど、、
あなたの日常に鳥を見る楽しみも加えていただけると幸いです。